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治療方法
2005年04月01日 08:00
■治療方法
潰瘍性大腸炎の治療には、薬物療法、食事療法、手術がありますが、基本的には薬物療法が行われます。
薬物療法は5-ASA製剤を基準薬として、重症度や病変の範囲、過去の薬への反応性などに応じて、副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤を使用するコンビネーション療法が行われます。
軽症の場合、外来での5-ASA製剤による治療が基本となります。
重症や全身症状をともなう中毒症の場合、入院の上、心身の安静を保ち、ステロイド大量療法や免疫抑制剤あるいは白血球除去療法などが行われます。
ほとんどの場合、これらの治療で症状が消失し、緩解に至りますが、重い合併症や薬物治療が効かない場合は手術をする場合もあります。潰瘍性大腸炎は炎症が起こる部位が大腸に限られているので、基本的な手術は大腸の全てを摘出するようです。これによって潰瘍性大腸炎についての心配はなくなります。以前は人口肛門をつくる方法が行われていたそうですが、最近では肛門を温存する術式もあるそうです。手術については、正直怖かったので、あまり詳しく聞きませんでした。担当医にご確認ください。
通常、いったん緩解に至った場合でも再燃を予防するために5-ASA製剤による緩解維持療法が行われます。なお、治療に使われる薬は同じ成分でも注射剤や飲み薬、座薬や腸注剤など様々です。薬の届く範囲や重症度、病変範囲に合わせて組み合わせるケースが多いと思います。
●薬物療法
○5-ASA製剤
5-ASA製剤は潰瘍性大腸炎の治療薬として、広く使われている薬です。
日本で発売されている5-ASA製剤にはサラゾスルファピリジン(SASP:サラゾピリン錠)とメサラジン(ペンタサ錠)があります。比較的副作用の少ないペンタサ錠を使うケースが多いと思います。僕の場合もペンタサ錠でした。
ペンタサ錠の副作用ですが、アレルギー症状、消化器系症状、頭痛などがあるようです。服用中に体の調子に異常があった場合は担当医にご相談ください。
○局所療法(注腸療法)
潰瘍性大腸炎は直腸など下部大腸に炎症があり、これが血便や下痢の原因になっています。
そのためこの部分の炎症を鎮め、再燃を予防する事を目的に座薬や注腸剤を肛門から直接投与する局所療法が行われます。僕の場合は注腸剤(ステロネマ)を投与されました。
注腸剤は直接肛門から液体の薬を注入するのですが、その効果は薬剤を大腸の中でどれだけ長く保持出来るかがポイントのようです。
看護師さんの話だと粘度のある薬剤らしいです。注腸時は肛門から大腸への形状から、左向きになって注腸します。その後は体を左向きから仰向け・右向き・うつ伏せとベッド上で回転し、大腸内患部全体にまんべんなく行き渡らせる指示がありました。粘り気のある薬剤が大腸の壁を流れている図を想像しながら回転してました。(看護師さんにシャッフルしてねと言われた。)
○副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイドは強力な炎症抑制作用をもち、5-ASA製剤とならび潰瘍性大腸炎の治療の中心として使われる薬です。
この薬は5-ASA製剤のみでコントロールできない中等症以上で使用され、合併症の関節炎等にも有効のようです。僕の場合、プレドニンが点滴剤として使われ、左足の痛みも消失しました。
副腎皮質ステロイドは効果が高い反面、その使用が大量、長期に及ぶほど副作用が生じやすい薬です。炎症を抑える場合大量に投与されますが、症状が治まるにつれて数週間から2~3ヶ月の時間をかけ、徐々に投与量を減らし中止します。これは症状がよくなったからといって急に中止すると悪化するため、慎重な減量が必要なためです。
また副腎皮質ステロイドには緩解維持効果はありませんので、副作用の点を考えても理由もなく長期使用する薬でもないそうです。
僕の場合、入院時に体重が80キロ近くあったため、80ml/日(1㎏あたり1ml)の投与となったようです。2週間の治療の後、徐々に下げていきましたが、1週間に10mlずつ下げましたので、通院レベル(服用薬対応)の20ml/日まで実に6週間が必要となりました。後10キロ体重が少なければと1週間早く退院出来たのにと悔やみました。
※副作用
副腎皮質ステロイドの主な副作用は顔がむくんだ状態になるムーンフェイスやにきび、体重増加、不眠などがあります。僕は不眠が辛かったです。眠たいのに眠れないというより、目が冴えて眠れないって感じです。ほかにも長期間使用すると骨粗しょう症や消化性潰瘍、糖尿病、感染症にかかりやすくなるようです。
担当医からは面会についても指示がありました。あまり長時間にならない事。風邪気味の人と話さない事(イソジンでうがい)。
●食事療法
活動期で治療する場合、基本的には「絶飲・絶食」の対応となります。
僕の場合、2週間でした。その間に薬物治療を行います。唯一口に出来たペンタサ錠を上から、注腸治療でステロネマを下から、挟み撃ちで潰瘍部治療を行いました。その後、落ち着いてきたら、重湯から食事がスタートしました。
一般的に症状が活動期の場合は腸管からの栄養摂取が妨げられ、体力の消耗を起こす事がありますので高エネルギー食(ご飯、うどん、パン、おかゆなど)、良質のタンパク質(白身魚、鶏肉、牛肉赤身、大豆製品、卵など)消化のよいものを補給する事が基本です。消化されにくく大腸を刺激する食物繊維や下痢を起こしやすい脂肪の多いものは避けた方がいいと思います。
入院中の食事は腸炎食で、白身魚と野菜の煮物が中心でした。メニューについては、入院日記をご確認ください。テレビ番組のお寿司などがたまりませんでした。もっとも絶食後でとても喉には通らないのは分かっていますが…。
緩解期には、それほど神経質になる必要はなく、暴飲暴食を避けてバランスの取れた食事であれば特に問題はないみたいです。気をつけるとすれば、お腹を刺激するような香辛料、コーヒー、炭酸飲料、アルコール類、極端に熱すぎたり冷たすぎたりするものは避けるという事です。
また普段から、自分で調子が悪いと感じたときには食事にも気をつけて刺激なるような食品は避けるといったセルフコントロールが大切です。仕事柄、出張やお付き合いも多いので、気をつけていきたいと思っています。
潰瘍性大腸炎の治療には、薬物療法、食事療法、手術がありますが、基本的には薬物療法が行われます。
薬物療法は5-ASA製剤を基準薬として、重症度や病変の範囲、過去の薬への反応性などに応じて、副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤を使用するコンビネーション療法が行われます。
軽症の場合、外来での5-ASA製剤による治療が基本となります。
重症や全身症状をともなう中毒症の場合、入院の上、心身の安静を保ち、ステロイド大量療法や免疫抑制剤あるいは白血球除去療法などが行われます。
ほとんどの場合、これらの治療で症状が消失し、緩解に至りますが、重い合併症や薬物治療が効かない場合は手術をする場合もあります。潰瘍性大腸炎は炎症が起こる部位が大腸に限られているので、基本的な手術は大腸の全てを摘出するようです。これによって潰瘍性大腸炎についての心配はなくなります。以前は人口肛門をつくる方法が行われていたそうですが、最近では肛門を温存する術式もあるそうです。手術については、正直怖かったので、あまり詳しく聞きませんでした。担当医にご確認ください。
通常、いったん緩解に至った場合でも再燃を予防するために5-ASA製剤による緩解維持療法が行われます。なお、治療に使われる薬は同じ成分でも注射剤や飲み薬、座薬や腸注剤など様々です。薬の届く範囲や重症度、病変範囲に合わせて組み合わせるケースが多いと思います。
●薬物療法
○5-ASA製剤
5-ASA製剤は潰瘍性大腸炎の治療薬として、広く使われている薬です。
日本で発売されている5-ASA製剤にはサラゾスルファピリジン(SASP:サラゾピリン錠)とメサラジン(ペンタサ錠)があります。比較的副作用の少ないペンタサ錠を使うケースが多いと思います。僕の場合もペンタサ錠でした。
ペンタサ錠の副作用ですが、アレルギー症状、消化器系症状、頭痛などがあるようです。服用中に体の調子に異常があった場合は担当医にご相談ください。
○局所療法(注腸療法)
潰瘍性大腸炎は直腸など下部大腸に炎症があり、これが血便や下痢の原因になっています。
そのためこの部分の炎症を鎮め、再燃を予防する事を目的に座薬や注腸剤を肛門から直接投与する局所療法が行われます。僕の場合は注腸剤(ステロネマ)を投与されました。
注腸剤は直接肛門から液体の薬を注入するのですが、その効果は薬剤を大腸の中でどれだけ長く保持出来るかがポイントのようです。
看護師さんの話だと粘度のある薬剤らしいです。注腸時は肛門から大腸への形状から、左向きになって注腸します。その後は体を左向きから仰向け・右向き・うつ伏せとベッド上で回転し、大腸内患部全体にまんべんなく行き渡らせる指示がありました。粘り気のある薬剤が大腸の壁を流れている図を想像しながら回転してました。(看護師さんにシャッフルしてねと言われた。)
○副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイドは強力な炎症抑制作用をもち、5-ASA製剤とならび潰瘍性大腸炎の治療の中心として使われる薬です。
この薬は5-ASA製剤のみでコントロールできない中等症以上で使用され、合併症の関節炎等にも有効のようです。僕の場合、プレドニンが点滴剤として使われ、左足の痛みも消失しました。
副腎皮質ステロイドは効果が高い反面、その使用が大量、長期に及ぶほど副作用が生じやすい薬です。炎症を抑える場合大量に投与されますが、症状が治まるにつれて数週間から2~3ヶ月の時間をかけ、徐々に投与量を減らし中止します。これは症状がよくなったからといって急に中止すると悪化するため、慎重な減量が必要なためです。
また副腎皮質ステロイドには緩解維持効果はありませんので、副作用の点を考えても理由もなく長期使用する薬でもないそうです。
僕の場合、入院時に体重が80キロ近くあったため、80ml/日(1㎏あたり1ml)の投与となったようです。2週間の治療の後、徐々に下げていきましたが、1週間に10mlずつ下げましたので、通院レベル(服用薬対応)の20ml/日まで実に6週間が必要となりました。後10キロ体重が少なければと1週間早く退院出来たのにと悔やみました。
※副作用
副腎皮質ステロイドの主な副作用は顔がむくんだ状態になるムーンフェイスやにきび、体重増加、不眠などがあります。僕は不眠が辛かったです。眠たいのに眠れないというより、目が冴えて眠れないって感じです。ほかにも長期間使用すると骨粗しょう症や消化性潰瘍、糖尿病、感染症にかかりやすくなるようです。
担当医からは面会についても指示がありました。あまり長時間にならない事。風邪気味の人と話さない事(イソジンでうがい)。
●食事療法
活動期で治療する場合、基本的には「絶飲・絶食」の対応となります。
僕の場合、2週間でした。その間に薬物治療を行います。唯一口に出来たペンタサ錠を上から、注腸治療でステロネマを下から、挟み撃ちで潰瘍部治療を行いました。その後、落ち着いてきたら、重湯から食事がスタートしました。
一般的に症状が活動期の場合は腸管からの栄養摂取が妨げられ、体力の消耗を起こす事がありますので高エネルギー食(ご飯、うどん、パン、おかゆなど)、良質のタンパク質(白身魚、鶏肉、牛肉赤身、大豆製品、卵など)消化のよいものを補給する事が基本です。消化されにくく大腸を刺激する食物繊維や下痢を起こしやすい脂肪の多いものは避けた方がいいと思います。
入院中の食事は腸炎食で、白身魚と野菜の煮物が中心でした。メニューについては、入院日記をご確認ください。テレビ番組のお寿司などがたまりませんでした。もっとも絶食後でとても喉には通らないのは分かっていますが…。
緩解期には、それほど神経質になる必要はなく、暴飲暴食を避けてバランスの取れた食事であれば特に問題はないみたいです。気をつけるとすれば、お腹を刺激するような香辛料、コーヒー、炭酸飲料、アルコール類、極端に熱すぎたり冷たすぎたりするものは避けるという事です。
また普段から、自分で調子が悪いと感じたときには食事にも気をつけて刺激なるような食品は避けるといったセルフコントロールが大切です。仕事柄、出張やお付き合いも多いので、気をつけていきたいと思っています。
タグ :潰瘍性大腸炎
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