てぃーだブログ › 就活・病気なんくるないさ! ›  ため息書簡 › 『故郷は遠くにありて…』

☆伝言板☆

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
朝晩は少ししのぎやすくなりましたが、お元気ですか?
オリンピックで寝不足気味です(笑)。


『故郷は遠くにありて…』

2006年11月12日 19:20
【1993/11/01:社内報掲載】

今年は冷夏の影響で凶作ですが、
黄金色の田圃の周りを彼岸花が縁取ると
いよいよ秋が来たという感じがします。

彼岸花という名前とその毒々しい赤い色が
子供の頃はなんだか気味悪く感じたものでしたが、
最近ではその黄金色と赤色のコントラストの美しさにハッとします。

それにしても、
今月号がお手元に届く頃には、
稲刈りもすっかり済んでいることでしょうから、
かなり間の抜けた話になりましたね。

でも、私にとっては幼い頃、
稲刈りの終わった田圃で遊んだ時に嗅いだ藁の匂いは
とても懐かしい思い出です。
食べ物のそれは別として、
匂いに対する記憶ってありますよね。

たとえば街中を歩いている時に
『この匂いはどこかで…』と感じることはありませんか?

大抵の場合それは、
かくれんぼして遊んだ納屋の匂いや
探検ごっこした洞窟の匂いだったりと遊びに関わるものも多いのですが、
すぐには思い出せずイライラする場合がほとんどです。

それに、家の匂いというのもありますね。
一種『縄張り意識』なのかもしれませんが、
出張や旅行から返ってきた時の
『帰ってきたなあ。やっぱり家が一番だな。』という安堵感は、
家の持つ匂いが少なからず影響しているのではないでしょうか。

私が九州で学生生活を送っていた頃、
それなりに忙しかったので、そうたびたび帰省できませんでした。

それでも半年に数日間実家に帰る途中、
列車が関門トンネルを抜け下関側に出ただけで
『帰ってきたなあ。』と感じましたし、
その見慣れた風景が目にしみてくるようでした。

ひょっとすると私達人間も鮭と同じように
無意識に生まれた場所の匂いを覚えているのかもしれませんね。

私達がこの世に生まれた時の
最初の一呼吸がいつまでも肺の奥底に残っていて、
その匂いが故郷の記憶とつながっているのかもしれません。

もっとも人間は他の動物と違い
生活するための制約も多いので本能だけで行動できませんが…。

『故郷は遠くにありて想うもの』というのも、
遠く離れた場所でふと香ってきた何かの匂いから
自分の故郷を連想した時に出た言葉かもしれませんね。

話は変わりますが、先日ガラス展に行ってきました。
100点くらいの作品が展示してあったのですが、
その色彩の美しさにため息が出てしまいました。

磨き上げられ、館内の照明を抱き込んで光る作品は
『透明』という色があることを改めて感じさせてくれました。

価格は表示してありませんでしたが、
買えるお金と飾れる場所さえあれば、ぜひ欲しいと思うものばかりでした。

それにしても、
つい値段のことを考えてしまう芸術の秋とは無縁の自分に
少しばかり呆れて、ため息がもう一つ出てしまいました。
この記事へのトラックバックURL
http://scarab0516.ti-da.net/t1139725
この記事へのコメント
私も田んぼに囲まれて育ったので稲の匂いが1番懐かしい匂いだし、季節を感じさせてくれます。
体育館や暑い夏に校庭に水撒きしている時の匂いとか色々ありますよね。
最近は香りで思い出したのはやっぱり食べ物になっちゃいますけど笑

あとあと、私の宝物が、ガラスのダイヤモンド。多分安いけど、とっても綺麗で。
祖母がくれたんだけどブルーの光がキラキラしていつも見とれちゃうんです。
ガラスの光ってホントに綺麗ですよね。
Posted by nami at 2006年11月16日 19:03
■namiさん

僕の実家も田圃に囲まれてますよ。
風の強いところで、たぶん”ネコバス”が走り回っています(笑)。

学校の匂いって確かにありますね。
体育館や理科室、そうそう、給食も…。

ガラスのダイヤモンド。今度、ブログで紹介して下さい。
きっと素敵な宝物でしょうね。

ガラスのキラキラ感、気持ちいいですね。
”透明”って色があることを教えてくれました。
Posted by myao at 2006年11月16日 22:03
ネコバス今日も走っていたのかな☆
学校の思い出ってとても懐かしいですねー
ガラスの宝物、紹介しますね☆
Posted by nami at 2006年11月16日 23:58