› 就活・病気なんくるないさ! › ■潰瘍性大腸炎とは潰瘍性大腸炎とは
2005年04月01日 06:00
■潰瘍性大腸炎とは
●どんな病気?
大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍を引き起こす原因不明の病気をまとめて「炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory Bowel Disease)」といいます。潰瘍性大腸炎もこの炎症性腸疾患の一つで、大腸の粘膜がおかされ、そこに浅い潰瘍やただれが多発する病気です。
この病気は古くは細菌やウィルスによる感染症の腸炎と区別がつきませんでしたが、1875年Wilksらにより「単純性潰瘍性大腸炎」として報告され、初めて一つの病気として認められるようになりました。
日本では1928年に最初の報告がなされ、その後1973年には厚生省(現:厚生労働省)から特別疾病に指定されて潰瘍性大腸炎調査研究班が発足し、この病気の診断・治療方法の研究が継続的に進められています。
●症状
初期の症状は腹痛とともにゼリー状の粘液(腸液)が排便時に多くなり、下痢になります。しだいに粘液の量が増え、血液が混じるようになったり(粘血便)、血液(下血)が出るようになります。さらにひどくなると1日に10回以上も粘血便や血便が出るようになります。この他には発熱や体重の減少、便秘が起きる事もあるようです。
これらの症状は、回復したり(緩解)、悪くなったり(再燃)を繰り返すため、長期間にわたる治療が必要となります。
●合併症について 潰瘍性大腸炎では、いくつかの合併症もみられます。合併症には腸管に起こるものと、腸管以外に起こるものがあります。
実はこの合併症について心当たりがあります。入院1週間前に左足首に軽い捻挫をしたのですが、翌日、その足の甲が赤く腫れ始めたんです。しかもその中心部分のみが痛い。結局、動けなくなり会社を休んだのですが、あまりの痛さに入院4日前に現在の入院先の夜間診療に飛び込み、痛み止めの注射してもらい帰宅しました。
これが腸管以外に起こる合併症の「関節痛」ではなかったのかと担当医と話しました。夜間で出来ませんでしたが、あの時点で血液検査をしていれば、今回のようにそのまま緊急入院していたと思っています。
○腸管に起こる合併症
大出血・中毒性巨大結腸症・穿孔・癌など(※この場合手術が必要となるそうです。)
○腸管以外に起こる合併症
眼:虹彩炎・結膜炎など
肝臓:脂肪肝・胆石症など
膵臓:膵炎など
筋肉骨格系:関節炎・関節痛など
皮膚粘膜系:口内炎・結節性紅斑など
※腸管以外に起こる合併症は大腸の炎症が治まれば消失する事が多いようですが、
場合によっては手術の必要もあります。(僕の足の痛みも自然と消失しました。)
●原因
潰瘍性大腸炎が発症する原因は正確にはまだわかっていません。
以前は細菌やウィルスなどの感染が原因だとする説、牛乳などの食物アレルギーによる疾患だという説、神経質な性格のためになるという説がありました。
しかし現在では、原因は1つではなく、
(1)遺伝的要素
(2)食べ物や腸内細菌、化学薬品などの環境因子
(3)免疫異常
この3つが重なり合って発症する病気と考えられています。従って、はっきりとした原因がわからないため、完全に治療する方法がなく、できるだけ症状を抑える治療を受けながら、この病気と長く付き合っていく事になります。
●現状
特定疾患受給者証の交付件数では、平成13年のわが国の患者数は72,672人。有病率は人口10万人あたり57.7人で、さらに年間約6,000人が発病しています。男性と女性で発症率に差はなく、発症年齢は男性で20~24歳、女性では25~29歳がピークになります。死亡率は0.1%と低く、特定の場合を除いて死に至る事はなく、最近では一般の人と比較しても生存率は変わらないと報告されています。
●診断法
僕の場合、毎回ではなかったのですが、少し前から排便時のトイレットペーパーに鮮血が付く事がありました。「痔かな?」と思ったのですが、今年は後厄で、年初にクレジットカードのスキミング被害に遭った事もあり、何より厄年に入院したって話はよく聞きますので、思い切って検査をしてもらう事にしました。
診断はその症状と経過、過去の病歴などの問診が中心でした。その後、感染性腸炎などの他の病気と区別するための検査を行います。大腸のより詳しい状態を確認するために大腸内視鏡検査、注腸X線検査などの画像検査、大腸内視鏡検査時に組織を取り、検査もされました。炎症反応確認のための血液検査など総合的な判断が必要なようです。
あくまでも個人的なイメージですが、原因がわからない病気なので、原因となりうる様々要因を潰して、最終的に病名が確定したという印象でした。
●潰瘍性大腸炎の分類
・病期による分類
活動期:血便などの症状があり、内視鏡検査で大腸粘膜に潰瘍やただれがみられる
緩解期:血便が消失して、内視鏡検査でも活動期に見られる潰瘍やただれが消失。
・炎症の範囲による分類
~大腸のどの部分まで炎症が広がっているかで分類
直腸炎型(16.8%)
左側大腸炎型(41.4%)※僕の場合は直腸~S字結腸あたりまでの炎症と診断
全大腸炎型(33.5%)
・臨床経過による分類
再燃緩解型:再燃と緩解を繰り返す場合
慢性持続型:発症から6ヶ月以上、血便や下痢などの症状が続く場合
急性劇症型:極めて強い症状で発症した場合。
(中毒性巨大結腸症、穿孔などの合併症を伴う場合が多い)
・重症度による分類
~臨床症状(便回数や血便の程度、頻脈、発熱)の強さと検査値(貧血、赤沈)の程度により分類
軽症(46.4%):排便回数が4回以下、血便の有無、37.5℃以上発熱、頻脈・貧血なし、赤沈値正常
中等度(35.5%):軽症と重症の中間
重症(14.8%):排便回数が6回以上、明らかな血便、37.5℃以上の発熱、90回/分以上の頻脈、Hb10g/dl以下の貧血、赤沈値(30mm/h以上)
劇症:重症の中でも特に症状が激しく重篤。 発生経過で「急性電撃型」と「再燃劇症型」に分類。
重症基準:排便回数が15回以上、38.5℃以上の発熱、10,000/mm以上の白血球増多、強い腹痛
※入院時の僕は限りなく重症に近いとの診断でした。
●どんな病気?
大腸や小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍を引き起こす原因不明の病気をまとめて「炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory Bowel Disease)」といいます。潰瘍性大腸炎もこの炎症性腸疾患の一つで、大腸の粘膜がおかされ、そこに浅い潰瘍やただれが多発する病気です。
この病気は古くは細菌やウィルスによる感染症の腸炎と区別がつきませんでしたが、1875年Wilksらにより「単純性潰瘍性大腸炎」として報告され、初めて一つの病気として認められるようになりました。
日本では1928年に最初の報告がなされ、その後1973年には厚生省(現:厚生労働省)から特別疾病に指定されて潰瘍性大腸炎調査研究班が発足し、この病気の診断・治療方法の研究が継続的に進められています。
●症状
初期の症状は腹痛とともにゼリー状の粘液(腸液)が排便時に多くなり、下痢になります。しだいに粘液の量が増え、血液が混じるようになったり(粘血便)、血液(下血)が出るようになります。さらにひどくなると1日に10回以上も粘血便や血便が出るようになります。この他には発熱や体重の減少、便秘が起きる事もあるようです。
これらの症状は、回復したり(緩解)、悪くなったり(再燃)を繰り返すため、長期間にわたる治療が必要となります。
●合併症について 潰瘍性大腸炎では、いくつかの合併症もみられます。合併症には腸管に起こるものと、腸管以外に起こるものがあります。
実はこの合併症について心当たりがあります。入院1週間前に左足首に軽い捻挫をしたのですが、翌日、その足の甲が赤く腫れ始めたんです。しかもその中心部分のみが痛い。結局、動けなくなり会社を休んだのですが、あまりの痛さに入院4日前に現在の入院先の夜間診療に飛び込み、痛み止めの注射してもらい帰宅しました。
これが腸管以外に起こる合併症の「関節痛」ではなかったのかと担当医と話しました。夜間で出来ませんでしたが、あの時点で血液検査をしていれば、今回のようにそのまま緊急入院していたと思っています。
○腸管に起こる合併症
大出血・中毒性巨大結腸症・穿孔・癌など(※この場合手術が必要となるそうです。)
○腸管以外に起こる合併症
眼:虹彩炎・結膜炎など
肝臓:脂肪肝・胆石症など
膵臓:膵炎など
筋肉骨格系:関節炎・関節痛など
皮膚粘膜系:口内炎・結節性紅斑など
※腸管以外に起こる合併症は大腸の炎症が治まれば消失する事が多いようですが、
場合によっては手術の必要もあります。(僕の足の痛みも自然と消失しました。)
●原因
潰瘍性大腸炎が発症する原因は正確にはまだわかっていません。
以前は細菌やウィルスなどの感染が原因だとする説、牛乳などの食物アレルギーによる疾患だという説、神経質な性格のためになるという説がありました。
しかし現在では、原因は1つではなく、
(1)遺伝的要素
(2)食べ物や腸内細菌、化学薬品などの環境因子
(3)免疫異常
この3つが重なり合って発症する病気と考えられています。従って、はっきりとした原因がわからないため、完全に治療する方法がなく、できるだけ症状を抑える治療を受けながら、この病気と長く付き合っていく事になります。
●現状
特定疾患受給者証の交付件数では、平成13年のわが国の患者数は72,672人。有病率は人口10万人あたり57.7人で、さらに年間約6,000人が発病しています。男性と女性で発症率に差はなく、発症年齢は男性で20~24歳、女性では25~29歳がピークになります。死亡率は0.1%と低く、特定の場合を除いて死に至る事はなく、最近では一般の人と比較しても生存率は変わらないと報告されています。
●診断法
僕の場合、毎回ではなかったのですが、少し前から排便時のトイレットペーパーに鮮血が付く事がありました。「痔かな?」と思ったのですが、今年は後厄で、年初にクレジットカードのスキミング被害に遭った事もあり、何より厄年に入院したって話はよく聞きますので、思い切って検査をしてもらう事にしました。
診断はその症状と経過、過去の病歴などの問診が中心でした。その後、感染性腸炎などの他の病気と区別するための検査を行います。大腸のより詳しい状態を確認するために大腸内視鏡検査、注腸X線検査などの画像検査、大腸内視鏡検査時に組織を取り、検査もされました。炎症反応確認のための血液検査など総合的な判断が必要なようです。
あくまでも個人的なイメージですが、原因がわからない病気なので、原因となりうる様々要因を潰して、最終的に病名が確定したという印象でした。
●潰瘍性大腸炎の分類
・病期による分類
活動期:血便などの症状があり、内視鏡検査で大腸粘膜に潰瘍やただれがみられる
緩解期:血便が消失して、内視鏡検査でも活動期に見られる潰瘍やただれが消失。
・炎症の範囲による分類
~大腸のどの部分まで炎症が広がっているかで分類
直腸炎型(16.8%)
左側大腸炎型(41.4%)※僕の場合は直腸~S字結腸あたりまでの炎症と診断
全大腸炎型(33.5%)
・臨床経過による分類
再燃緩解型:再燃と緩解を繰り返す場合
慢性持続型:発症から6ヶ月以上、血便や下痢などの症状が続く場合
急性劇症型:極めて強い症状で発症した場合。
(中毒性巨大結腸症、穿孔などの合併症を伴う場合が多い)
・重症度による分類
~臨床症状(便回数や血便の程度、頻脈、発熱)の強さと検査値(貧血、赤沈)の程度により分類
軽症(46.4%):排便回数が4回以下、血便の有無、37.5℃以上発熱、頻脈・貧血なし、赤沈値正常
中等度(35.5%):軽症と重症の中間
重症(14.8%):排便回数が6回以上、明らかな血便、37.5℃以上の発熱、90回/分以上の頻脈、Hb10g/dl以下の貧血、赤沈値(30mm/h以上)
劇症:重症の中でも特に症状が激しく重篤。 発生経過で「急性電撃型」と「再燃劇症型」に分類。
重症基準:排便回数が15回以上、38.5℃以上の発熱、10,000/mm以上の白血球増多、強い腹痛
※入院時の僕は限りなく重症に近いとの診断でした。
タグ :潰瘍性大腸炎
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